火や川について思うこと。

-火や川に共通することは、変わり続ける存在であるということ。物質ではなく、状態。
そして、その点でいえば、人間もある種「状態」そのものである。-

元々は、両親の一部から構成された僕であるが、飲食によって外界の異物を取り込み、その度私の一部を排出することいくばく、果たして今の私の何割が赤ン坊の私のままで変わらず残り続けているのだろう。

訊けば、心臓と脳の神経細胞の一部を除く、ほとんど*9割が日々の代謝の中で入れ替わっているという。体内の水だって2週間もすれば、すっかり入れ替わる。*食べ物;さらにエネルギー源を質せば、太陽が私たちを作っていることになる。少しだけ物事を極端に進めるならば。

すると、人間だって火や川と同じではないか。

ならば、「変わらない自分」について悩むことはもうやめにしよう。

何故なら、私は日々変わり続けることを旨とする存在であるからだ。

ほんの一秒の間だって、私は生まれ変わっているのだ。

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